別所線の起点は黒野で別所線の列車は3番線から出発する。黒野を出て貴船線と分かれたのち波瀬川を渡る。貴船街道沿いを走ると片側ホームの黒野口に着く。貴船街道と分かれて田園風景の中を走りやがて早瀬に到着する。早瀬は以前交換設備があったが現在はホームも線路も撤去されていて使用できない。早瀬を過ぎると勾配が多くなり、車窓も田園風景からビニールハウスが目立つようになる。高見口は交換可能駅である。高見の集落からはかなり離れてた所に駅がある。高見口を過ぎ、別所街道および別所の町並みが見えてくると旧線路跡が分岐し別所に着く。 |
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別所駅は開業当時、別所街道の道路上にあり市街地の真ん中にあった。そして、ここから併用軌道で湯の原温泉まで路線が続いていた。現在の別所駅の位置にはかつて車庫があった。現在の姿になったのは昭和26年12月からである。別所の町は岩屋観音の門前町として栄えた町である。その町外れに別所駅がある。別所駅も以前は列車の交換が可能であり、旧上りホームが残っている。 |
別所の町を大きく迂回する形で進み、湯の原温泉への県道と併走する。かつてはこの県道の上を走っていた。勾配を登り平坦となると終点西別所に到着する。相対式ホーム2面2線であるがポイントが撤去されているので、駅舎側のホームしか使用できない。また、別所〜西別所間はスタフ閉そくとなっているため1列車しか走れない。なお、名湯の湯の原温泉街までは0.7`離れている。 |